創作によって体験の探求をする

ヘミシンク体験にはさまざまあります。ありありとビジュアル・イメージを見ることも、

声や音を聞くことも、体感覚に変化があることも。

多くは、淡い体験をします。ジャーナルに記録していくことで、体験が集積されて

次第に意味がハッキリしてきたりします。

今日は、すこし違ったアプローチをご紹介しましょう。

ヘミシンクを聴いて、体験をしたとしましょう。その記録をノートにとっておきます。

それはそれとして大事に取っておきながら、その記録を元に、創造的な創作をするという

方法です。

たとえば、岩が見えた、という場合。ジャーナルには、「岩が見えた」と書いておく。

ちょっとしたスケッチを描いておく。そこまではジャーナル、体験の記録という範囲内です。

たとえば、岩の画像をグーグルなどで検索し、近い岩はないか探してみる。

近くなくても様々な岩の写真をコラージュして、作品にしてみる。

あるいは、岩という言葉を辞書で調べてみる。

岩という言葉あるいはイメージから連想を拡げてみる。

岩についての詩を書いてみる。

展開があれば、小説にまとめてみる。

歌にしてみる。

体験を核にして、そこから創作をするのです。体験そのものではなくても、

体験に含まれるエッセンスを表現し展開していくことになります。

すでに、芸術的技能を持っている方は、その技能で表現してみても良いですし、

自分がやったことのない分野で表現してみるというのも良いでしょう。

粘土なんて小学生以来触っていない、という方であっても、粘土で岩を表現してみる。

その質感を感じてみる。

さまざまできます。そのプロセスから、その体験の意味が分かったり、あらたに

インスピレーションを受けたりということがあります。

創作活動自体が、変性意識を誘発しやすく、自分の内面や体験の探求に適している

と思います。

それは、C1における表現であり、グラウンディングであると言えるでしょう。

体験そのもの、は他人に伝えるのが難しいことが多いですが、体験から創作のプロセスを経たもの

であれば、伝えやすくなります。

是非、トライしてみてください。