ワインバーグの自然石構築法

ソフトウェア開発のコンサルタントである、ジェラルド・M・ワインバーグが書いた

文章読本には、

「自然石構築法」と、著者が名付けている方法が詳しく書かれています。

文章は、自然界や他人の本の中にある、ネタを日頃から集めておいて、

そのネタを、まるで自然石を積み重ねて壁や建築物をつくるようにして

本を書く、という方法です。

日々、メモをとって、ためておく。そして、それらを組み合わせていって、

一冊の本を書いてしまうということです。

これって、何かに似ているな、と思ったのです。

そう、ヘミシンク体験の積み重ねです。

ヘミシンクの体験は、淡い体験だといわれ、ジグソーパズルのピースを集めるようだ

と言いますね。そして、ピースが集まってくると全体像が見える。そういうものです。

これは、ワインバーグ流の本の書き方と同じであり、

実は、このアプローチこそ、人生を味わい、人生の全体をとらえる最良の方法なのではないか、

と思いました。

そして、人生を日々生きているということは、巨大な絵を完成させることでもあり、

それはそのまま、芸術生活ではないかという気がしました。

今日一日という自然石を積み重ねて、人生という大きな絵を完成させる。

私たち誰もがアーティストだ。

そんな風に思いました。